元祖どないや社長、藤末雅彦が見据える経営ビジョンとは?経営のノウハウなど詳しくご紹介。

令和の時代に入り、毎月決まったお金を出せば一定のサービスが受けられる、いわゆるサブスクリプションサービスが当たり前のように展開されています。

自動販売機でも毎月一定の料金を支払えば、自販機の飲み物を毎日1本無料で飲めるなど、サブスクリプションサービスはより進化を遂げています。
中には少々変わったサブスクもありますが、その中で2020年にたこ焼きのサブスクを始めたのが元祖どないや。

2021年9月に入って、「たこ焼き サブスク」で調べてみると、元祖どないや関連のページが独占しています。つまり、たこ焼き業界で現状元祖どないやだけがサブスクを行っているというわけです。そんな元祖どないやを率いる藤末雅彦さんの考え方、目の付け所は他の人とは違うようです。

ADGEXと書いてアドジックスと読む

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たこ焼きのサブスクを始め、たこ焼きが1舟無料で食べられるサービスを始めた元祖どないや。
この元祖どないやを運営するのが株式会社アドジックス。英語表記ではADGEXと書きますが、元々は英語の一文を略したものを使っています。

ADGEXを略さずに書くと、「ambition development grow expand」となっており、とある翻訳サイトで訳してみると、「野心的な発展は拡大する」という意味になります。
藤末雅彦さんにとってアドジックスでの仕事は野心的な発展を意味しており、元祖どないやの仕事はその中の1つであると判断できます。ここからご紹介するのは藤末雅彦さんが会社に対してどんな気持ちを抱き、起業に至ったかについてです。

藤末雅彦さんはアドジックスに何を託したのか

藤末雅彦が代表取締役社長を務める株式会社アドジックスのホームページでは、様々なページがあります。その中に「ご挨拶」というページがあります。ページを開くと、「アドジックスの想いはただ1つ!」と書かれ、「共に歩む心!!」と書いてあります。

その下に続く項目として「クライアント様と共に成長していく、それがアドジックス」と書かれています。そのココロとして、アドジックスが多くのクライアントに信頼してもらうために、困難な課題を一緒に乗り越えていき、一緒に成長できればいいという姿勢が表現されています。
こうした気持ちを株式会社アドジックスでは「アドジックス魂」と表現し、クライアントのために頑張ることを誓っています。共に歩むという姿勢はクライアントと一緒に歩んでいくというのを意味していると思われます。

藤末雅彦さんのスタートラインの事業とは

ホテルの清掃や飲食なども手掛ける株式会社アドジックスですが、やはり目玉の事業となると、元祖どないやの運営になるでしょう。
大阪出身の藤末雅彦さんにとって、たこ焼き屋をオープンするのは夢のようなものだったと考えられます。そして、舌の肥えた大阪府民、関西の人々に対して下手なものは提供できないという気持ちもあったはずです。

元祖とないやのホームページでは、「『食』とは『身体』と『心』を豊かにするモノ」と書かれており、「徹底的にこだわり続け、妥協を許さず本物の味を提供し続けるそんな企業であること」を目指すと書いています。
その象徴となっているのが、たこ焼きの味へのこだわりです。素材にこだわるのはもちろんのこと、何もかけずにそのまま食べてもおいしいと思ってもらえるたこ焼きを目指そうとしています。

藤末雅彦さんがとてもユニークなのは、一見すると信じがたいような手法も取り入れて、おいしいたこ焼きを提供しようとする点です。
元祖どないやではたこ焼きの素になる粉も自作していますが、その粉を作る過程において、漫才などを聞かせているのだとか。「『食』とは『身体』と『心』を豊かにするモノ」を地で行くスタイルであり、こうした姿勢に多くの従業員が追随していくのかもしれません。

過去にあったうれしいサプライズ

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元祖どないやでは、利用客を喜ばせるサプライズを多く展開してきました。2007年にスタートした元祖どないやが創業10周年を迎えた際には、「10周年記念大感謝祭」と称し、サンリオのペアチケットを、なんと5000組10000名にプレゼントしています。

数千万円単位の大盤振る舞いであり、対象となるのは、元祖どないやの商品を購入した人全員。1人1回の応募という制限こそありましたが、それがより当選確率を高めさせることにつながっており、多くの人がこぞって参加するに至ります。
他にも元祖どないやでは、企業とのタイアップなどを行っていますが、藤末雅彦さんの経営者としての判断がそのようにさせたと言えます。

藤末雅彦さんの挑戦は異業種へも広がる

元祖どないやで一定の成功を見せている藤末雅彦さんですが、ホテルに関する仕事についてもご紹介します。
ホテルにおいても飲食事業を展開しており、アパホテルなどで出される食事などを手掛けています。
株式会社アドジックスがどこの店舗を受け持っているか、そのリストは出ていませんが、アパホテル東梅田 南森町駅前という店舗に入っているレストランでは、朝食ビュッフェを展開するなど多くのビジネス客においしい食事を提供しています。

ホテルの清掃事業も手掛けており、こちらはホテルの館内を常に清潔に保つ仕事を担っています。
こちらもアパホテルなどで業務を行っており、評判は上々です。
清掃事業に関しては、お客様目線でしっかりと作業できる従業員を揃えていると書いており、お客様ファーストで仕事に取り組んでいることがうかがえます。
ホテルの接客といえばホテル側が行うものであり、外部の企業には関係ない部分かもしれませんが、藤末雅彦さんは、株式会社アドジックスもお客様へのおもてなしをかかせないという姿勢を見せています。

共に歩む心は浸透している

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このように株式会社アドジックスでは飲食業とホテル関係の仕事を手掛けています。また自らが運営するのではなく、株式会社アドジックスが監修をするたこ焼き屋が高速道路のサービスエリアで展開されています。
飲食業もホテル業も2020年から断続的に続いている新型コロナウイルスの影響をモロに受けており、お酒の提供も行う店舗がある元祖どないやは大変な状況と言えます。
しかし、たこ焼きのサブスクを含め、決して諦めず、決して後ろ向きにはならない姿勢、企業努力こそが株式会社アドジックスのすばらしい部分です。共に歩む心を忘れない姿勢は大変立派と言えるでしょう。

その甲斐もあってか、2021年に入ってから店舗の拡大を続けており、その勢いはまだまだ続いています。そして、企業とのタイアップなど様々な取り組みに邁進しているところからも分かる通り、まだまだ攻撃の手は緩めていません。
そして、ホテル業など色々な分野へ進出を果たし、着実に企業としての成長を続ける株式会社アドジックス、社長の藤末雅彦三の挑戦はまだまだ始まったばかりと言えるでしょう。